こんにちは!
鳥取県で起きた地震、被害に遭われた皆さまのご無事と、一日も早く日常生活を取り戻されることをお祈りしております。
札幌では平年より1週間ほど早く「初雪」がやって来ました。そしてここ1週間ほどは、北海道上空に11月下旬並みの寒気が滞るという天気予報もありました。
鳥取県も冬には積雪がある地域ですね。冬を目前に控えたこの時季は、急激に訪れる寒さが身にしみます。地震によって避難されていらっしゃる皆さまが、充分に寒さをしのぐことができていますように。。
春の熊本地震、夏の終わりの台風襲来、秋の阿蘇山噴火、今回の鳥取県で起きた地震。2016年は「自然災害」がとても身につまされる年となってしまいました。
目次
鳥取地震に真冬の避難について考えさせられました。
真冬の北海道で避難が必要となる地震が起きたら? と考えると戦慄がはしります。
寒冷地の冬に欠かせない〝暖房〟ですが、北海道で多く普及しているのは、据え置き型の石油ストーブまたはガスストーブ(暖房器具)です。オール電化住宅もありますね。これらは、電気が止まってしまうと途端に利用が難しくなります(石油ストーブなどは、全く利用できないわけではないようですが)。
また、造りつけ型や据え置き型の暖房器具が普及しているがゆえに、ポータブル・ストーブなどの備えはありません(少なくともわが家には…)。
となると、厳寒期、真冬の避難を想定するとしたら、それこそ冬山登山並みの防寒装備が必要となるのではないでしょうか。最短でも避難所が開設され物資が整うまで、あるいはライフラインが復旧するまでの1、2日間〜数日程度は、何とか自力で寒さをしのぐ必要があります。
冬用「避難アイテム」を備えておくべきと
冬の「非常用持ち出し袋(避難袋)」の中身、しっかりと吟味しておく必要性を感じずにいられません。
ダウンジャケット、フリース、防寒機能を備えた下着やパンツ(ズボン、オーバーパンツ)、靴下、帽子、手袋。こうして防寒機能を求めていくと、本当に登山装備並みとなりそうです。
そしてその後の〝避難所生活〟を想定すると、シュラフ(寝袋)やシュラフ用マットがあると良さそうです。札幌市広報誌「冬の防災 -雪と寒さに備える- 」内にも「寝袋」との記載がありました。
しかし、シュラフなどお持ちでない方は多いですよね。一時的に「寒さをしのぐ」「低体温症を防ぐ」という点では、アルミ製の「防寒・保温シート(サバイバルシート/エマージェンシーシート)」をご家族などの人数分揃えておくと良いのではないでしょうか。1枚あたり数百円程度で購入することができます。
»「防寒・保温シート(サバイバルシート/エマージェンシーシート)」(Amazonサイト)
»「非常用持出袋・緊急避難セットの売れ筋ランキング」(Amazonサイト)
ここに救急医薬品や水、簡単な食糧、予備の衣料品、使い捨てカイロ、緊急用持ち出し品などを合わせると、結構な装備量となります。特に「冬用の衣料品はかさばりがち」という点を考慮すると、おそらく20〜30L程度のザック(リュックやバック)が一杯になりそうです。
冬の「避難」には知っておきたいことが多いかも

札幌市の「収容避難場所」表示看板。この看板がある施設は、「自宅で生活できない、安全を確保できない人などが、屋内の施設で身体や生命を守る場所」とされています。
(札幌市HPより https://www.city.sapporo.jp/kikikanri/higoro/hinan/hinanbasho.html)
もっとも、避難所となる場所に多くの人が集まれば、おそらく室温はそれなりに保たれるでしょう。
仮にその室温が、低体温症に陥る心配がないレベルで一定に保たれるという前提であれば、「非常用持ち出し袋(避難袋)」の中身も少し変わってきそうです。
しかし、その室温はどの程度を想定しておくと良いものなのか? また、避難所に用意されている「防寒用品」「非常用の暖房」などにはどのようなものがあるのか? など、わからないこと、知っておきたいことがあれこれ出てきます。
体温調節や維持が難しいお年寄りや乳幼児、小さなお子さまをお持ちの皆さまは特に、こうした不安は大きくなるものではないでしょうか。
わかりやすい過去の事例や情報探し
過去には、今回の鳥取県と同じような時期に起こった「新潟県中越地震(2004年10月23日17時56分に発生)」があります。このときなど、どのような状況であったのか、詳しく知りたいところです。
あるいは「寒い時季」という点では、「3.11東日本大震災(2011年3月11日14時46分に発生)」から最も多くの情報を得ることができそうです。
また、北海道では真冬の夜に起こった「釧路沖地震(1993年1月15日20時06分に発生)」があります。
こうした災害時の情報、その後の経過などは、きっと参考になるはずですね。
ところで、避難所のことなど「確かな情報」を求めてどこかに問い合わせるとしたら、どこが窓口となるのでしょうか? 札幌市の場合は、区役所や市役所ですよね、きっと。
確か札幌市では「避難マップ」が配布されていたと記憶していますので、まずはその「避難マップ」を引っ張り出して確認することから始めることにします。。
自治体発信の情報はもちろん、アウトドア用品メーカー発信の情報も役立つ!

アウトドア用品メーカーサイトにも役立つ情報が。
(画像はモンベルサイト https://webshop.montbell.jp/common/system/user/infomation/disp.php?site_category_id=2&infomation_id=59)
災害時の避難に求められる心構えや情報について、一度は確認しておきたいところです。
いろいろと調べている(検索)最中、コールマンやモンベルといったアウトドア用品メーカーのサイトがヒットしてきました。
もちろん札幌市など自治体のページも多くありましたが、知識として目を通しておきたいときや、登山やアウトドアに親しんでいらっしゃる方の場合は、アウトドア用品メーカーのサイトは理解しやすそうです。
»「冬の防災」(札幌市)
»「災害への備え ~いざというときにも役立つアウトドア用品~」(モンベル)
»「災害時の心構え ~いざというとき慌てないために~」(コールマン http://www.coleman.co.jp/csr/)
» 熊本地震の際の「アウトドア用品による支援」報告記事(スノーピーク)
本格的な「衣替え」ついでに「非常用持ち出し袋(避難袋)」も冬仕様に
初雪がやって来たことですので、そろそろ本格的な冬支度、衣替えをしなくてはなりません。そのついでに、「非常用持ち出し袋(避難袋)」も冬仕様に変えておくことにします。
最後に重ねて、鳥取県で起きた地震被害に遭われた皆さまのご無事と、一日も早く日常生活を取り戻せることをお祈りしております。