コカングーさんを知る【1】コカングーってどんなクルマ?

カングー1【コカングー/中期型】(シトラス特別仕様車)

さてさて、我が家にこの秋(2025年10月末)お迎えしたばかりのコカングーさんについて、より深く知るための「お勉強の成果」をまとめていこうと思います。随時更新(予定)で行きます!

何しろコカングーさんに関してはもちろん、カングーというクルマに関する「予備知識」をほとんど持たないままお迎えしてしまったがため、こう見えて? 今やワタクシ必死なのです。

ルノー・カングーというクルマの年代別モデル整理から!

カングー乗りの皆さまからは「そこから?」「そんなことも知らずに手を出したんかいっ!」などとお叱りを受けてしまいそうですね…

ですが本当に、「詳しく知る前に決めてしまった」のです!

コカングーさんお迎えを即決した理由は、「面白そうなクルマ」だったから

かなり以前のことですが、前オーナさんが乗っているところを見て「カングーって面白そうなクルマだな」といった印象を受けていました。また、ルノーのクルマですからフランス車。つまり「ラテン車」かつ、本国フランスでは「街で働くクルマ(商用車)」であることは知っておりました。予備知識としては、正直なところ「その程度」のレベル。

コカングー、デカングー、ドデカングーなる「別名」は、コカングーさんお迎えを決めた後になってから得た「完全なる後付け知識」です! お迎えを決めた時点では、我が家にやって来るのが「コカングーであるという認識」は全く無かったのですよね。ただただ「少々古めのラテン車」「カングーという面白そうなクルマ」に過ぎなかった…。

この点、「コカングーがほしい!」と思っていらっしゃる皆さまには、本当に申し訳なく思っております。

言い訳、弁解はこのくらいにして…。本題に移りましょう!

ルノー・カングーには「初代」「2代目」「3代目」が存在。コカングーと呼ばれているのは「初代」である!

まずは、真っ先に押さえておくべき大前提、超基本的なところから。

ルノー・カングーのうち、「コカングー」と呼ばれるのは初代カングー(カングー1/KC)のシリーズで、「5ナンバーモデル」のこと。対して「デカングー」「ドデカングー」は、その後に登場した「3ナンバーモデルを表す」ということですね!

この辺りは「年表(タイムライン)形式」で整理しておこうと思います。そのほうが整理、把握をしやすそうですので! っていうか「タイムライン表示を使ってみたかっただけ」とも言えますが…

ルノー・カングー誕生から3代目カングー(現行モデル)までを「ザックリ年表」で把握!

下記「年表(タイムライン)形式」で記した年は、日本にて発売(導入)された年としています。また、大変恐縮ながら「コカングーさんが主役」ですw

さらには、あえて【リアドア】情報を記したのは、ダブルバックドア(観音開き式)に「カングーらしさ」「象徴」といえる造形(デザイン)を感じているからです!

コカングーさんのリアビュー

ダブルバックドア(観音開き)と後席のスライドドア(手動)が「カングーさんらしさ」かと!

これまた恐縮ながら、細かな仕様(サンルーフとか4WDモデルとかグレード、バリエーション別モデルなど)はバッサリ省かせていただきました。入門間もない初心者には、ちと「荷が重すぎる…」と感じたためです。

また、【型式・モデル名で表す場合】なる項目を添えたのは、ワタクシが最も「?」「いったいどれがコカングーを示す型式、モデル名?」と感じたから。

Web上でコカングーさんに関する情報収集を行ううえで避けては通れない『みんから』においては特に、この【型式・モデル名】による必要情報の絞り込みが欠かせないためです!

では、行ってみましょう!

2002〜2003年
「初代/カングー1(コカングー)」【前期型】
本国フランスで「初代カングー(カングー1)」が誕生したのは1997年とのことです。日本での発売開始は2002年。ちなみに1997年は、「21世紀に間に合いました」とうたわれた「プリウス」が登場した年でした!

カングー1【コカングー前期型】

Xeper, CC BY-SA 3.0 , via Wikimedia Commons

  • 【エンジン】直列4気筒 SOHC 8バルブ 1.4L/ガソリン(K7J)
  • 【ミッション】4ATのみ
  • 【リアドア】ハッチバック形式(跳ね上げ式)
  • 【型式・モデル名で表す場合】KC、K7J、GF-KCK7J
メモ
ルノー・カングーの【初代モデルシリーズ】は「カングー1」と表現されるのですね。また、型式で表す場合は「KC」が多く用いられているようです。

ただ、同じ「カングー1」「KC」でも、下記のマイナーチェンジを経て【前期】【中期】【後期】の3モデルに分類されるとのことなので、ちょっとややこしいですね!

2003〜2005年
「初代/カングー1(コカングー)」【中期型】
外観ではフロントマスク(フロントグリルなど)が変更され、従来のハッチバックに加え、ダブルバックドア(観音開き式)が導入されました。エンジンはDOHC 1.6Lに一新。また、5MT(マニュアルミッション)も選べるようになったようです。5MTに乗ってみたい!

カングー1【コカングー/中期型】(シトラス特別仕様車)

我が家にお迎えしたカングー1【コカングー/中期型】(シトラス・特別色仕様車/ダブルバックドア)。ブラックバンパーは「シトラス」の特別仕様のようです。モザイク掛けてしまいましたが「5ナンバー」です!

  • 【エンジン】直列4気筒 DOHC 16バルブ 1.6L/ガソリン(K4M)
  • 【ミッション】プロアクティブ4AT(学習機能付き)、5MT
  • 【リアドア】ハッチバック形式(跳ね上げ式)、ダブルバックドア(観音開き式)
  • 【型式・モデル名で表す場合】KC、K4M、GH-KCK4M
メモ
我が家にお迎えしたコカングーさんはここ【カングー1/中期型】ダブルバックドアに該当するモデルで、2004年に「限定100台」で発売された「シトラス(citrus)」という特別色をまとっています。ミッションは「4AT」で、特別色のボディ色。専用デザインシート以外には、フロントバンパー全体(通常はボディ同色のスカート部分も)が黒色である「ブラックバンパー」が装備されています。その後2005年には「シトラスサウンドパック」というバリエーションモデルが発売されたとのこと。これまたややこしい!
2006〜2009年
「初代/カングー1(コカングー)」【後期型】
フロントグリル、内装に変更が加えられました。2007年には「オーセンティック」という装備を簡略化したモデルも追加されたとのこと。

カングー1【コカングー後期型】

Thomas doerfer, CC BY-SA 3.0 , via Wikimedia Commons

  • 【エンジン】直列4気筒 DOHC 16バルブ 1.6L/ガソリン(K4M)
  • 【ミッション】プロアクティブ4AT(学習機能付き)、5MT
  • 【リアドア】ダブルバックドア(観音開き式)
  • 【型式・モデル名で表す場合】KC、K4M、ABA-KCK4M
メモ
フロント席に「アームレスト」が付いたり、後席用として(フロントシート背面に)収納式テーブルが備えられたりなど内装面が充実。うらやましいです!
2009〜2021年
「2代目/カングー2」【デカングー】
カングー2(デカングー)【前期型】/日本での販売は2009〜2013年

カングー2(デカングー)【前期型】日本での販売期間は2009〜2013年
Rudolf Stricker, CC BY-SA 3.0 , via Wikimedia Commons

カングー2【デカングー】

カングー2(デカングー)【後期型】/日本での販売開始は2013年
© M 93 / Wikimedia Commons

フランス本国での発表は2007年。日本には2009年に導入されたとのこと。ボディサイズが大型化され「3ナンバー」になったことから「デカングー」と呼ばれるように!

「ゼン」「アクティフ」に加えて特別仕様車「クルール」「ショコラ」などが発売され、ボディ色もより多彩に。今「ルノー・カングー」と検索してヒットしてくる情報の8、9割方はこの世代「カングー2(デカングー)」関連であるように感じます。

後にエンジンやミッションの種類が追加され、選択肢(組み合わせ、バリエーション)が広がったようです。発売期間は短かったみたいですが、幾つかの派生モデルあり。特別仕様車も毎年のように登場したようです。人気があったのですね!

2022年〜
「3代目(現行モデル)/カングー3」【ドデカングー】
カングー3【ドデカングー】

Alexander Migl, CC BY-SA 4.0 , via Wikimedia Commons

フランス本国での発表は2020年、販売は2021年から。日本には2022年に導入された現行モデル。通称「ドデカングー」です。

顔つきがぐっと勇ましく、現代風になりましたね! 車格も立派。何でも、日本で人気という「ダブルバックドア(観音開き式)」プラス「黒バンパー」の組み合わせは、「日本向けだけの特別設定」だそうです!

ふう…。
概要のみですが、「ルノー・カングー」というクルマのモデル全体を俯瞰でき、ちょっとスッキリしました!

コカングー【前期型】【中期型】【後期型】の見分け方は?

ところで、コカングーさんには「3段階(3世代)のモデルがある」ことがわかりました。ですが、コカングーさんの【前期型】は一目瞭然、すぐに判別できるものの、コカングー【中期型】【後期型】の違い(見分け方)が今ひとつ把握し切れていません。

ちょっと調べてみましょう。

コカングーさん【中期型(写真左)】【後期型(写真右)】
外観上の違いは、丸印の箇所なのだそうです! なるほど違う。

なるほど!

フロントグリルとヘッドライトの間に「ボディ色」が挟まっているのがコカングー【中期型】。我が家のコカングーさんですね。黒色となっているのがコカングー【後期型】なのだそうです! ウインカーレンズの色も違いますね。オレンジが【中期型】、クリアなのが【後期型】です。

その他に、年表(タイムライン)でも触れましたが、内装が違います。メーターパネル(メーター盤面)の色、警告ランプなどの配置も異なっているようです。

違いがわかって、さらにスッキリ!

でも、ここまででちょっと「息が上がりそう」になってしまいましたw