先ほど目に飛び込んできたニュース。
とっさに「野犬(ノラ犬)の群れがエゾシカを襲撃…」という見出しの状況が飲み込めませんでした。
本当に「衝撃映像」でした…
群れで行動する犬(野犬、ノラ犬)は、ヒグマよりやっかいな存在かもしれない
北海道ニュースUHB
「【映像】野犬の群れがエゾシカを襲う瞬間―次々と飛びかかるイヌたち―厳冬の北海道で繰り広げられる「命のやりとり」最後には食べられる<北海道根室市>」より
https://www.uhb.jp/news/single.html?id=56823
映像の「3頭の野犬(ノラ犬)」ですが、エゾシカの脚に噛みついて引き倒す様子などを見ているうち、ずいぶん「襲撃(狩り)に慣れているようだ」と感じました。
それもそのはず、とでも言うべきでしょうか。
どうやら道東(映像が撮られた根室市のほか、網走市、別海町、浜中町、厚岸町など)では、牛などの家畜や養鶏場襲撃、ヒトへの威嚇や噛みつきが割と頻繁に起きているというのです。
今まで認識できていませんでしたが、事態はけっこう深刻なようです。
参考
家畜を襲う野犬、被害深刻化 北海道・道東の酪農家「放牧できない」朝日新聞(有料記事/2025/01/07)
参考
野犬は愛護動物か害獣か 人へのかみつきも年数十件、牛も衰弱死被害朝日新聞(有料記事/2024/12/15)
参考
野犬が襲撃、ウシ11頭被害 うち6頭かまれ死ぬ 北海道・別海の牧場産経新聞(2024/06/21)
ヒグマ以上に「ヒトの生活圏」に近く、集団化する野犬(ノラ犬)は脅威と思う
ヒグマによる家畜被害も多く発生している道東ですが、野犬の群れは、もしかしたらヒグマ以上に「危険でやっかいな存在」と思います。
何しろ犬は、ヒグマに比べてはるかに「ヒトの生活圏に近いところに生息する」うえ、リーダー犬を中心として「統率された群れを形成する社会性を備えた動物」です。その分、効率良く「狩り」を行うでしょう。
これは、人間の生活を脅かす「まさに脅威」です。
今はエゾシカや家畜が「狩りの対象」のようですが、もし何かのきっかけによって「人間を狩りの対象」と認識し始めたら…
丸腰の人間サマなんて、野犬(ノラ犬)の群れにしてみれば「楽勝の獲物」ではないでしょうか。
犬はキタキツネ同様に「エキノコックス感染症」を媒介する存在
野犬(ノラ犬)とキタキツネは同じイヌ科の動物であり、エキノコックス(寄生虫)の終宿主です。
そうした野犬(ノラ犬)が、人間の生活圏を集団(群れ)でうろつく状況は、エキノコックス感染症のリスクが存在する北海道においては特に、「脅威」以外の何ものでもありません。
「愛護」か「駆除」か
そう聞かれたら、ワタクシは「駆除」を支持します。
動物愛護的な観点からは、元をただせば「人間が持ち込んだ〝かわいそうな動物〟だから、人間が責任を持つべきだ」「命を奪うことだけが唯一の解決方法ではない」と考えるべきなのでしょう。
正論だと思います。
また同時に、過去に人間が絶滅に追い込んだオオカミのことが脳裏をよぎります。
ですが、もしも皆さまの生活圏に「野犬(ノラ犬)の群れ」が現れ、それこそ大切な家族の一員であろう「うちのワンコ」を襲撃するようなことが起きたら、果たしてどのように感じるものでしょう。保護や愛護を前提に「議論」する余裕を持つことができるでしょうか。
極論かもしれませんが、道東で起きている事態は、もはやそこまで切迫した状況なのだろうと思います。

